ほんの少しだけでも葉が残っている大根なら、エコ栽培にチャレンジしてみましょう。

エコ栽培で葉も楽しもう
エコ栽培で葉も楽しもう

大根の上部1cmほどの位置でカットし、器に茎や葉が浸からない程度に水を入れ、毎日水を換えるだけで、グングン成長して愛らしい葉が伸びてきます。育った葉は摘んで料理の彩りなどにお使いください。

漬物やおろしに!冷凍テクニック

大根を使い切れないと思ったら、新鮮なうちに冷凍保存するのがオススメです。

いちょう切り、短冊切りなど、使い勝手のいい切り方でカットし、食品用密封袋に入れ、薄く広げて冷凍庫へ。調理の際は凍ったまま煮汁に入れればOKです。

冷凍保存の最大の魅力は、生の大根よりも早く火が通り、味が染み込みやすくなること!冷凍すると大根の細胞内の水分が凍って体積が膨張し、細胞膜が破壊されて、火が通りやすく、味が染み込みやすくなるのです。

大根を薄いいちょう切りにして、酢、塩、とうがらしの輪切りとともに食品用密封袋に入れて空気を抜いて冷凍すれば、しっかり味が染み込んで、簡単に大根の酢漬けが出来上がります。

また、大根おろしも汁ごと食品用密封袋に入れて空気を抜いて薄く広げて冷凍すれば、使いたい分だけを手で折って使えて便利です。もしくは、製氷皿で冷凍してから、食品用密封袋に入れて冷凍保存するという手もあります。大根の冷凍保存テクニック、ぜひお試しになってみてくださいね。

料理に合わせた合理的な切り方

ちなみに、大根は切り方で食感が変わります。

薄い輪切りにして繊維を断つと火の通りが早い
薄い輪切りにして繊維を断つと火の通りが早い

たとえば同じ千切りでも、輪切りの方向に切ってから千切りにすると、縦に走っている繊維を断つことになるため、火の通りが早くなります。急いでみそ汁を作るときは、輪切りの薄切りにしてから、いちょう切りや千切りにするのがオススメです。

縦に薄切りにして千切りにするとシャキシャキに
縦に薄切りにして千切りにするとシャキシャキに

一方、繊維を生かして縦方向に切ってから千切りにすると、繊維が生かされるので、シャキシャキとした食感を楽しめ、水分も出にくくなるので、サラダなどにぴったりです。