イラン情勢の悪化を受け原油価格が高騰する中、福井県内でも12日の時点で197円と200円に迫る値上げに踏み切ったガソリンスタンドも。一方で、13日から値上げすると予告している店もあり、駆け込みで給油する人の姿が見られた。
ただ、高市総理はガソリン価格を全国平均で170円程度に抑えるため補助金を再開すると表明しており、価格高騰はここ1週間がピークとみられる。
すでに197円…ガソリン価格が急騰
福井市内にあるガソリンスタンドは、1リットル163円のところ13日から26円の値上げを予告。このため「安いうちに」と給油を急ぐ人がいる一方で、付近ではすでに1リットルあたり185円に値上げしている店もあった。
また、嶺南では1リットルあたり197円と200円に迫る価格での販売が始まっている地域もあった。
ホルムズ海峡封鎖で原油先物価格が上昇
ガソリン価格は原油先物価格の動きに連動していて、アメリカとイスラエルがイランへの攻撃を開始した2月28日以降、価格が上昇。
多くの石油タンカーが行き来するホルムズ海峡が封鎖されて以降は、1バレルあた80ドル程度だった価格が110ドル程度まで急激に高くなった。
石油の元売り各社は、基本的に1週間分の原油価格を参考にしてガソリン価格を決める場合が多く、高騰したここ1週間ほどの原油価格が卸価格に反映されるのが12日、13日のタイミングとなった。
「20日頃からは値下げ」と予想
高市総理は11日、ガソリンを全国平均で170円程度に抑えるため補助金を再開すると表明。その適用は19日の出荷分からのため、週末から19日頃にかけては高値が続く見込みだ。
ただ、補助金が適用される出荷分が販売される20日頃からは値下がりすると予想されている。このため「13~19日は最低限の給油に努めて」と呼びかけるスタンドも。
とはいえ、暫定税率が廃止された今年始めの価格までは下がらない見通しだ。
