まずはタオルを水に浸け、固く絞ってからダウンの生地についた白カビを拭き取ってほしい。ほとんどはこれだけでも取れることが多いという。

しかし、カビは少しでも残っているとまた生えてきてしまうことがある。目には見えにくい部分に残った白カビまでしっかり取り除くため、さらにアルコール入りの消毒液を使うのがお勧め。濃度は70%もあれば十分だ。

アルコールの消毒液が効果的(画像はイメージ)
アルコールの消毒液が効果的(画像はイメージ)

「アルコールは生地のコーティングや色に影響を与える可能性があるので、まずは目立たない場所で確認してから処置するのがお勧めです」

仕上げとしてカビが生えていた部分に消毒液を含ませ、タオルで優しく拭き取ればひとまず終わりとなる。

「試しに着てみてカビ臭さを感じなければ大丈夫です。少しでも臭いを感じた場合は、表面だけではなく中の羽毛にカビが繁殖していることが考えられます。乾燥機に入れてみてください」

乾燥機の中で高温にさらされると、ほとんどの白カビは取り除けるが、稀にカビ臭さが残っていることもある。

「さすがにダウンの中までは確認できません。“白カビ”だけではなく“黒カビ”も生えている可能性があるので、乾燥機にかけても臭いが取れない場合はカビ取りサービスを実施しているクリーニング店などに依頼してください」

ウールなどの天然繊維に消毒液を使うのはNG(特集班撮影)
ウールなどの天然繊維に消毒液を使うのはNG(特集班撮影)

ちなみに、デリケートな生地に消毒液を吹きかけると傷めてしまう可能性もある。ウールなどの天然繊維の場合は、消毒液の使用は控えた方が安心だ。

保管前は必ず洗う

最後にカビの発生を予防する保管法にも触れておきたい。