肌寒い時期に頼りになるダウン。毎日着ている人も多いと思うが、羽毛を傷めそうという理由で洗濯を控えている場合は注意してほしい。
汗や皮脂などの汚れが中身の羽毛にまで染み付くと、膨らみが小さくなりダウン本来の暖かさがなくなってしまうのだ。
そのため、定期的な洗濯が必要になるが、毎回クリーニング店に依頼すると費用がかさむ。できれば家庭での洗い方も覚えておきたいところだろう。
クリーニング師の国家資格も持つ「洗濯ハカセ」こと神崎健輔さんに、洗濯機と手洗い、それぞれのダウンの正しい洗い方を聞いた。
汗や汚れが気になったらすぐ洗う
そもそも、ダウンはどれくらいの頻度で洗うべきなのか。
頻繁に洗うと羽毛の油分が失われ、膨らみや暖かさがなくなってしまう可能性もある。だからといって、汚れたまま放っておくと次第にへたってきてしまう。
「着る頻度によって変えてください。毎日のように着ているなら2週間に1度、週に数回なら月に1度、たまにしか着ないのであれば1シーズンに1度でいいでしょう。
ただし、これはあくまで目安です。 ニットなどの冬物衣類と同じように、意識としては“汗や汚れが気になったら洗う”ように心がけてください」
洗う前にまずは洗濯表示の確認
家庭で洗う場合、まずは洗濯表示の確認が第一歩。その衣類に適した「家庭での洗濯方法」「漂白」「乾燥」「アイロンのかけ方」などが分かるので、必ず確認してほしい。
洗濯おけのマークに数字か手のイラストが書かれていれば家庭で洗ってOK。もし“×印”が書かれていればNGだ。
ただし昔に購入したダウンでは、洗濯表示が古い記号で表されていることがある。その場合は、洗濯機マークが記載されているか、“手洗イ”と書かれた洗濯おけのマークが記載されていれば家庭で洗ってOK。“×印”が書かれていればNGとなる。
では、洗濯機と手洗い、どちらでも洗える場合はどうすればいいのか。
「洗濯機の方が汚れを落としやすいですが、手洗いの方が生地などを傷めにくくシワにもなりにくいです。
奮発して購入した高価な製品など、思い入れがあって大事に着たい場合は手洗い。それ以外は洗濯機と使い分けるといいでしょう」
ちなみに、生地に撥水加工がされているダウンは、たとえ洗濯機で洗えると表記されていても、洗濯機では洗わないでほしい。縫い目から生地の中に入った水が閉じ込められてしまい、ダウンが水風船のように膨らんで洗濯機を壊してしまう可能性があるそうだ。
汚れた部分に洗剤を直接塗る
洗濯可能か確認したら、まずは洗濯機で洗う際の手順だ。
