【ジュニア女子】千葉美乃花、憧れの選手は
ジュニア女子は、東日本選手権に上位10名が進出した。
優勝は千葉美乃花。
去年の関東選手権ではショート1位、フリー3位で3位表彰台にのぼり、東日本選手権進出を決めている千葉は、「ショート、フリーをノーミスでまとめることが第一で、東日本に行けるように加点などを取れるように」と、2位に入った今年8月の東京夏季からさらに練習を積み重ねてきた。
ショートは『You Will Be Found』。
3回転2種類のジャンプ構成をノーミスでまとめると、スピードに乗りながらも音にしっかり合ったステップで会場を虜にした。

「スピンの形などを先生と一緒に研究したりして、いろいろな独創的な形ができるように練習してきたので、そこを見ていただけたら嬉しいです」と語るスピンはジュニア女子の中で唯一全てレベル4を獲得した。
自身で選曲したフリーは『雨に唄えば』のストーリーを演じる。

母が作ってくれたという雨を意識した水色のかわいらしい衣装で登場した千葉は、ほとんどミスのない安定した演技を披露。「3回転はサルコーとトーループだけですが、加点をたくさんもらえるように頑張った」と練習の成果をいかんなく発揮した。
そんな千葉は、佐藤駿と同じ日下匡力コーチに師事している。
憧れの選手を聞くと、「大好きな選手は佐藤駿選手。とにかくめっちゃ好き」と目を輝かせた。「コーチからも3回転の練習をするときに『駿君のを見なさい』と言われたりもするのですごく参考にさせてもらっています」と先輩・佐藤の背中を追い、目指すのは全日本ジュニア出場。
去年は東日本選手権で10位となり、あと1歩で全日本ジュニアへの出場はかなわなかった。
新しいジャンプの習得も視野に入れながら練習するという千葉は、「全日本に行くにはノーミスして加点もたくさんもらわないと行けない厳しいところ。これからもたくさん頑張って練習して、しっかりまとめて自分の納得のいく演技ができたら」と勝負の東日本選手権へ向けて意気込みを語った。