【シニア女子】大江夢渚が初優勝

シニア女子も出場した3名全員が東日本選手権へ出場を決めた。

優勝は大江夢渚(ゆな)。

スケートをやっていた母の影響で4歳からフィギュアスケートを始めた大江。

「滑りもすごく好きで、ショーも全部見に行くほどのファン」だという浅田真央さんとも、幼い頃から何度も一緒のリンクで練習してきたという。

そんな大江は、去年の関東選手権では、わずか0.04点の差で東日本選手権進出を逃してしまう。12月には右足腓骨を骨折しその影響に苦しみながらも、悔しさをバネにここまで練習を積み重ねてきた。

夜の月がテーマの大江夢渚のショート(関東選手権)
夜の月がテーマの大江夢渚のショート(関東選手権)

自身で選曲したショート『Wolves』は夜の月がテーマ。「切ない表情を意識してきれいに滑るように意識している」という言葉通り、体を大きく使ったしなやかな滑りで首位発進した。

「ノーミスの演技ができるようにたくさん練習してきた」というフリーは冒頭、得意だと話す3回転サルコーを着氷し、その後も安定した演技を披露。ショートとは雰囲気が一変し、“ザ・グレイテストショーマン”な派手な衣装でかっこよく踊り切り、観客を盛り上げた。

観客を盛り上げた大江夢渚のフリー(関東選手権)
観客を盛り上げた大江夢渚のフリー(関東選手権)

関東選手権初優勝という形で弾みをつけた大江は、「東日本でもいい演技がしたいし、東インカレでもしっかりやって全日本インカレに出たい。それが一番の目標です」と話す。

さらなる飛躍へ向け、「得意のフリーをもっともっと良くブラッシュアップしてもっと完ぺきな演技を目指したい」と意気込んだ。