北海道南部の森町で9月26日、クマ1頭が駆除されました。

 現場は森町濁川にある温泉の駐車場です。

 26日午前9時50分ごろ、温泉客が駐車場にいるクマ1頭を目撃し、温泉の関係者が役場に通報しました。

 警察によりますと、クマは体長約1.4メートル。駆けつけたハンターや警察官ら計5人がいても逃げることなく、その場に居座っていました。

 警察官は状況から「危険」と判断し、警察官職務執行法に基づきハンターに発砲を指示。午前10時20分ごろにクマは駆除されました。

 駆除されたクマは体重57.5キロで、推定2歳のメスでした。

 当時、温泉には複数の客がいましたが、ケガをした人はいませんでした。

 北海道南部ではクマの出没が相次いでいて、7月には福島町で新聞配達員がクマに襲われて死亡しています。警察は、住民にクマへの注意を呼びかけています。

北海道文化放送
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