外出先などで遭遇する女性用トイレの行列。
政府や民間企業も対策に乗り出しました。
◆街の人
「天神の地下街。毎朝仕事の前にトイレ行きたいけど並んでいて(仕事に)間に合わないみたいなことが多い」
◆街の人
「めっちゃトイレしたいときに困ります」
◆街の人
「もう少しトイレを増やしたら、みんなスムーズに行けるかなと思う」
長年解消されない問題として見過ごされてきた「女性用トイレ」の待ち時間。
これに対して政府も今年7月女性用トイレの利用環境の改善を図ろうと、省庁の垣根を超えて議論を開始し対策に乗り出しています。
そんな中、福岡の民間企業が新たなシステムを開発しました。
福岡県北九州市に本社を置く「TOTO」。
公共施設でトイレを利用する際の「利便性」と「負担軽減」を実現する新たなシステムを26日お披露目しました。
◆TOTO 沖田貴道さん
「こちらを読み取ってください」
◆記者リポート
「QRコードですね」
利用者がスマートフォンでQRコードを読み込むと、トイレの混雑状況を確認することができます。
トイレに設置されたセンサーにより利用状況がリアルタイムで表示される仕組みです。
◆記者リポート
「すごい。ほとんどタイムラグなく、混み合っているということで表示が出ました」
このシステムにより利用者は施設内の空いているトイレをすぐに見つけることができ、女性を悩ませているトイレの行列の解消も期待されます。
◆TOTO 沖田貴道さん
「このサービスを使っていただくことで、より多くの方々に(公共トイレの)快適性や使いやすさをお届けしていきたい」
女性用トイレの行列が解消される日はそう遠くないかもしれません。