体罰行為をした50代~60代の教師3人が9月25日、北海道教育委員会から減給や戒告の懲戒処分を受けました。

グリグリは合計10回以上

 減給2か月(給料の10分の1)の処分を受けたのは北海道苫小牧市の小学校に勤務する女性教師(60)です。

 道教委によりますと、2023年に自身が担任を務めるクラスの児童4人に合計10回以上、拳を頭に押し当てて痛みを感じる強さで回したり擦ったりしました。

 被害を受けた児童の親から学校側へ申し出があり事態が発覚していました。4人にけがはありません。

 女性教師は「指導の範囲内だという誤った認識があった」としたうえで、北海道教育委員会の聞き取りに「児童を力で押さえつけるという指導をしていたことは人格を傷つける行為であったと深く反省している」と話しています。

感情的になったことが原因か

 また洞爺湖町の小学校の男性教師(57)はことし4月、声を出してあくびをした児童の頬を平手で叩きました。

 感情的になったことが原因とされていて、男性教師は懲戒戒告処分を受けています。

 さらに、蹴ってきた児童に蹴り返す体罰をした北広島市の男性教師(68)も懲戒減給処分となっています。

北海道文化放送
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