8月、北海道札幌市の路上で刃物で切り付けられ、行方不明になっていた男性の遺体が、胆振のむかわ町の空き地で見つかった事件で、北海道警は9月25日、61人態勢の捜査本部を設置しました。

 死体遺棄の疑いで逮捕された梅津悠希容疑者(36)は8月3日、むかわ町の空き地に札幌市豊平区の西村隆行さん(55)の遺体を埋めた疑いが持たれています。

 西村さんは傷害の疑いで逮捕された大上文彦容疑者(49)に事件前日の8月2日、札幌の路上で刃物で切り付けられ、その後行方が分からなくなっていました。

 梅津容疑者の供述をもとに空き地を掘り起こしたところ、9月19日に西村さんが遺体で見つかりました。

 警察によりますと、大上容疑者は西村さんと梅津容疑者と「知人同士」ですが、梅津容疑者は西村さんについて「まったく知らない人」と話しているということです。

 3人の間で何があったのか。

 遺体発見から6日。

 道警は全容解明に向け白石警察署に61人態勢の捜査本部を設置して、西村さん死亡までの経緯を調べるとともに、ほかにも共犯者がいるとみて捜査を進めています。

北海道文化放送
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