秋田米「サキホコレ」が収穫の時期を迎え、タレントの壇蜜さんと秋田県の鈴木知事が25日、大仙市でおいしさをPRしました。春に田植えを体験した鈴木知事にとって、2025年のコメは特別な味だったようです。
サキホコレは2025年でデビュー4年目のシーズンを迎えました。25日は大仙市でPRイベントが開かれ、鈴木知事と横手市出身のタレントでサキホコレのイメージキャラクターを務める壇蜜さんが登場しました。
イベントで2人は、20日に大仙市神宮寺地区で収穫されたサキホコレをおにぎりで試食しました。
おにぎりを食べた壇蜜さんは「1粒1粒がしっかりしていて、かみしめるほどにうまみと甘みが口の中にふわっと広がって、飲み込むのがもったいないコメになっている」と笑顔で語っていました。
鈴木知事は、5月に自らサキホコレの苗を植えたほか、その後の目まぐるしい気象の変化を経験しました。様々なことを乗り越えての出来秋に、喜びはひとしおのようです。
鈴木知事は「自分で植えた田んぼのコメだったが、その後まさか干ばつ、日照りからの大雨になるとは思っていなかったので、その間の生産者のご苦労に思いをはせながら、立派にできて良かったと思いながら食べた。私が知事になって初めてのサキホコレで、ことしのサキホコレはさらなる思い入れを持って全国・全世界に売っていきたい」と意気込んでいました。
サキホコレは、農薬などを基準の半分以下に抑えた「特別栽培米」として販売され、販売量は2024年度より2割多い約9700トンを見込んでいます。