日本で最後の空襲と言われる「土崎空襲」。その犠牲者の新たな名簿の奉納式が、27日、秋田市で行われました。
奉納式には、遺族や関係者などおよそ30人が出席しました。
1945年年8月14日に秋田市の土崎地区がアメリカ軍によって爆撃された「土崎空襲」では、250人以上が犠牲になったと伝えられてきましたが、「土崎港被爆市民会議」が再調査を進め、8月の追悼式典で125人の名簿が公開されました。
その後、さらに2人の犠牲者が判明し、27日は合わせて127人の犠牲者が載った新たな名簿が奉納されました。
土崎港被爆市民会議・伊藤紀久夫会長:
「無念にも亡くなった人を呼び覚ませようという思いもあり、新たな名簿作りをしました。本当に戦後がずっと続けばいいと思っています」
「土崎港被爆市民会議」は、今後も調査を継続していくとしています。