日本の棚田百選の一つ・山辺町の棚田で、稲杭にソーラーライトを取りつけたイルミネーションが始まった。
山辺町大蕨地区の棚田。
24日、刈り取ったイネを乾かす1000本の稲杭に取り付けられたソーラーライトによるイルミネーションが始まった。
グループ農夫の会と町の職員あわせて5人が、1000本の稲杭に約2時間かけてソーラーライトを取りつけた。
ソーラーライトは、日中の太陽光をバッテリーに貯め、暗くなるとLEDライトを光らせる装置。
用意された1000個のソーラーライトを一つひとつ稲杭に取りつけていった。
3年前から始まったこのイルミネーション。
当初は、ライトを稲杭の先端にテープで巻きつけていたが、片づける際、外すのに手間がかかっていた。
そのため、2024年からは稲束に直接差し込む方式に変更し、作業はだいぶ楽になったそう。
夜になると、光り始めたソーラーライトが大蕨の棚田を照らす。
(グループ農夫の会 稲村和之代表)
「この棚田にようやく光が灯いて、この棚田を広くみなさんに知っていただく良い機会になるのではないか」
山辺町大蕨の棚田のイルミネーションは、10月上旬まで続けられる。