国道のトンネル工事に伴い2022年5月から運休していたJR陸羽西線について、来年1月16日からの運転再開が決まった。
JR東日本は27日、国道47号のトンネル工事のために運休していた陸羽西線について、来年1月16日の始発から運転を再開すると発表した。
国土交通省による国道47号「高屋トンネル(仮称)」の建設工事にあたっては、交差する陸羽西線の「第二高屋トンネル」との間隔が、3メートルと極めて近い場所があることから、陸羽西線は工事期間中の安全対策として運転を見合わせていた。
運休の間JR東日本はバスでの代行輸送を行っていたが、陸羽西線の運転再開に伴い、バスの運行は来年1月15日で終了となる。
また、運転再開にあたり、利用者が少ない新庄市の「羽前前波駅」と戸沢村の「高屋駅」は通過駅となることも合わせて発表された。
JR東日本によると、2つの駅の平均の利用者は1日あたり1人を下回っていたことなどから、廃止に向けて検討を進める。
(会見)
「ご意見を承りましたが、地元のみなさまも利用がないと。状況が変わらなければ(駅を)廃止の方向で手続きを進める考え」
運転再開後の陸羽西線は運休前と同じ上下18本の運行。