1年以内に倒産する可能性がある県内の「高リスク企業」が全体の9%で、全国平均を上回っていることがわかった。原材料費などのコストが高騰していることが要因。
民間の調査会社帝国データバンクは、企業が1年以内に倒産する確率を10段階で表す指標「倒産予測値」について算出が可能な県内1万6074社を調査した。
それによると、段階が8以上の「高リスク企業」は2025年6月時点で全体の9%にあたる1442社、前回調査を行った2024年12月に比べ26社増加した。
<業種別>
「製造業」509社…最も多く102社増加
「建設業」270社…17社増加
「製造業」で倒産リスクが高まっている要因について、帝国データバンク山形支店は「原材料やエネルギー価格の高騰、物流コストの上昇、賃上げ圧力という“三重苦”に直面していることが挙げられる」としている。