2020年、岩手県滝沢市の盛岡農業高校で、部活動中に競技用のハンマーが生徒に当たった事故で、岩手県教育委員会は元生徒に900万円の損害賠償金を支払う方針を明らかにしました。

この事故は、2020年、盛岡農業高校のグラウンドで、陸上部の男子生徒が投げた競技用のハンマーが、20mほど離れた場所にいたソフトテニス部の男子生徒の頭に当たり、一時意識不明となったものです。

事故当時は、全ての教員が会議中で、陸上部の顧問が現場にいなかったことも問題とされていました。

負傷した元生徒はその後、回復し、日常生活に大きな支障はない状態だとということです。

県教育委員会では、「設備の安全性に不備があったことを含め、学校は事故の可能性を予見できたのに安全への配慮を怠った」として、元生徒に損害賠償金900万円を支払い和解する方針を先週、明らかにしました。

この賠償金を盛り込んだ補正予算案は、9月25日に招集される県議会に提出されます。

岩手めんこいテレビ
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