北海道東部の釧路湿原の周辺でメガソーラーの建設を進めていた「日本エコロジー」が盛り土に必要な届け出をしていなかったことが分かった。

「日本エコロジー」が盛り土に必要な届け出をしていなかったことが判明(提供:猛禽類医学研究所)
「日本エコロジー」が盛り土に必要な届け出をしていなかったことが判明(提供:猛禽類医学研究所)
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「認識が甘かったんですがそういったところをこういう事業をやってるわけですから、把握とか勉強っていうかですね、しっかり理解していただきたい」(道の担当者)

道の担当者
道の担当者

釧路湿原の周辺では大阪市の日本エコロジーが約6600枚のソーラーパネルの設置を進めている。

希少生物の調査が不十分だとして釧路市が再調査を求めているほか、森林法違反が発覚したため道が工事の一部中止を勧告していた。

釧路湿原の周辺ではソーラーパネルの設置が進められている
釧路湿原の周辺ではソーラーパネルの設置が進められている

「本事業は工事を一時停止します。停止期間は、おおむね1か月から1か月半を目安に」(日本エコロジー 松井政憲社長)

日本エコロジー 松井政憲社長
日本エコロジー 松井政憲社長

道によると「盛土規制法」では高さ30センチ、面積500平方メートルを超える盛り土は届け出が必要だ。

日本エコロジーの計画は高さ168センチ、面積約4.5ヘクタールで4月中旬までの届け出が必要だったが、届け出ていなかった。

8月29日の道などによる現地調査で発覚した。

平地で危険性がないことから、道は9月17日、届け出を受理している。

8月29日の道などによる現地調査で発覚
8月29日の道などによる現地調査で発覚
北海道文化放送
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