愛媛県久万高原町でも秋の実りが本格化しています。人気の道の駅「空の郷さんさん」でも今年の新米が店内に並んでいます。しかし販売価格は高騰。30キロの玄米で約2万5000円となり、去年の約1.7倍になっています。
「久万高原米と書かれた新米が入ってすぐにずらりと並んでいます」
久万高原町の道の駅天空の郷さんさん。今年は稲の実りが早かったことから例年より一週間ほど早い9月3日から新米の販売が始まりました。
天空の郷さんさん・宮崎日出三さん:
「猛暑の影響で白濁米っていうんですか、ちょっと心配されていましたけど、フタを開けたらほとんど一等米で二等米が少なかったです」
久万高原町の人気の道の駅「空の郷さんさん」。実りの秋を迎え、17日も店内に並んでいるのは「久万高原米」と記された新米です。今年は稲の実りが早かったことから例年より一週間ほど早い9月3日から発売されました。
この高原のまちは、昼夜の寒暖差が大きく清流が豊富でコメ作りに最適な環境。今年のコメは猛暑が続き品質が心配されていたものの、今のところ影響は出ていないということです。
ただ気になる新米の販売価格。30キロの玄米で約2万5000円~2万6000円と去年の約1.7倍に高騰。5キロの精米も去年約4300円だったのに対し、今年は約4800円~5270円に値上がりしました。要因は農家からの農協の買取価格に合わせてアップしたとしています。
それでも訪れた買い物客は冷静に受け止めていました。
訪れた女性客
「まあ(値段)こんなもんですよねどこも」「新米やから高いとも思わんし安いとも思わんし京都でもこんなもんで出てるかな」
この道の駅ではコメの他にも秋の食材が続々と並び始めています。
宮崎日出三さん:
「猛暑の影響で心配しておりましたけど、久万高原はあまり影響を受けなかったようでどんどん出てきております。これからサトイモ・サツマイモ・ハロウィンに向けてカボチャがどんどん出てきております」
また併設されているレストランでは、久万高原産の野菜を使った料理がバイキング形式で楽しめ、新米が17日から登場。利用客が味わいを楽しみました。
道の駅「空の郷さんさん」では「新米まつり」が9月23日に開催される予定。かまどで炊いた新米の試食や2キロの精米があたる抽選会も行われます。
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