水没した三重県四日市市の地下駐車場で、出入り口の止水板が大雨の前から故障していたことがわかりました。
四日市市の国道1号の地下にある「くすの木パーキング」は、9月12日の記録的な大雨で、地下1階と地下2階あわせて274台の車が水没しました。
3カ所ある車の出入り口には、浸水を防ぐ止水板が用意されていましたが、国交省などは19日、そのうちの2カ所では、止水板をあげる装置が大雨の前から故障していたと明らかにしました。
残る1か所と、職員の手作業で止水板を設置する歩行者の出入り口7カ所は、急激な浸水のため対応が間に合わなかったとしています。
管理会社『ディア四日市』の須藤康夫常務:
「(補償は)何も詳細が決まっておりませんので、関係者の皆さまとご相談して対応していく話になるかと思っております」
駐車場を管理する業者は、大雨の前から国交省に故障を報告していたということですが、「改めて会見する」として詳しい説明を避けました。