「全国高校生手話パフォーマンス甲子園」などの視察のため鳥取県を訪問された秋篠宮家の次女・佳子さま。
この時、身につけられていた鳥取の「ご当地アクセサリー」が話題となっています。
スポットが当てられた鳥取のかくれた手仕事に注目しました。

9月13日に鳥取空港に到着された佳子さま。
耳元には、艶やかなピンクのイヤリング。
境港市の福祉事業所の利用者が作った「七宝焼」のイヤリングでした。

佳子さまが、地方を訪問されるたび注目される「ご当地アクセサリー」。
今回の鳥取訪問で、2日目は鮮やかなブルーのスカートにあわせた藍色のイヤリングが揺れていました。

ティエスピー・諸吉陽子さん:
休みだったので、何気にテレビをつけていたらちょうど佳子さまのアップになったので、その時にうちの商品じゃないかって…そこで分かりました。

こう振り返るのは諸吉陽子さん…あのイヤリングの製作者です。
鳥取市で印刷会社を経営する諸吉さん。
事業のひとつとして、11年前から因州和紙を使ったアクセサリーを製作・販売しています。
今回、佳子さまがつけられたイヤリングは6年前から販売。
長さは3センチほど、藍で染めた因州和紙を筒状に丸めて形を作ります。
染めから仕上げまで、すべて諸吉さんの手作業です。

ティエスピー・諸吉陽子さん:
(染めた和紙は)一枚一枚、とるところによって色が全然違うので、そこの面白さが出てくるし、自分のデザインしているものが形になるのがすごく楽しい。

染められた和紙は、1枚1枚模様が異なり、でき上がるイヤリングも2つとして同じものはない「一点もの」です。
通販サイトでは、佳子さまがつけられことが知られると、まもなく「ソールドアウト」。
問い合わせも多く、諸吉さんは注文に応えるためこつこつと製作を進めていますが、しばらくは品薄が続きそうです。

ティエスピー・諸吉陽子さん:
とても光栄ですし、まさかそこで目にするとは思わなかったので、これからの励みになるし、県内外に因州和紙を知っていただくとか、さらに海外までどんどん広がっていければありがたい。

隠れた手仕事にスポットを当てた佳子さまのご訪問。
鳥取の工芸品がこれから世界にひろがるきっかけになるかもしれません。

TSKさんいん中央テレビ
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