サッカーJ2ブラウブリッツ秋田の本拠地となるスタジアムについて、秋田市の沼谷市長は、既存のスタジアムを改修する場合、7000~8000人規模での整備が可能で、地下の埋設物を移設せずに整備を検討する考えを示しました。

秋田市は、ブラウブリッツ秋田のライセンス交付に影響が出ない範囲で「ASPスタジアムの改修」か「八橋運動公園での新設」かを並行して検討し、費用や整備手法などをコンサルタントと比較しています。

17日の秋田市議会一般質問で、議員から改修について問われると、沼谷市長は「コンサルタントの検討作業で、地下の埋設物を移設しない場合でも7000人から8000人規模のスタジアムの整備が可能と見込んでいる。埋設物を移設すると6年以上の工事期間が想定されるため、移設しない前提でスタジアムの配置を検討する」と述べ、改修でもスケジュールに遅れは生じないと明らかにしました。

コンサルタントの検討作業は12月までで、今後は整備費の違いなどを算出します。

ところで、秋田市では2012年7月から家庭用ごみ袋が有料化され、現在、袋代とは別に1リットル当たり1円の手数料が上乗せされています。

沼谷市長は「有料化導入から13年が経過し、ごみ処理広域化による新施設の建設が具現化する一方で、手数料相当額の使途のあり方や物価高騰に伴う市民負担の増などの変化を踏まえると、家庭ごみ処理手数料について見直しが必要であると認識している」と述べました。

東北の県庁所在地では、秋田市のごみ袋の手数料が最も高く、沼谷市長は2026年度中に手数料を値下げしたい考えです。

秋田テレビ
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