小泉農水相は、地元の神奈川・横須賀市で支援者との会合に出席し、自民党総裁選挙に出馬する考えを伝えた。
会合の出席者によると、小泉氏は地元の支援者に対し、「自民党をもう一度一つにして、野党と向き合い、物価対策、治安対策に取り組んでいきたい。野党との信頼関係を活かし前に挑戦する気持ちを固めた」などと述べ、総裁選に出馬する考えを表明した。
また、小泉氏は、衆参両院で与党が過半数割れしていて自民党政権にとって難局であることを指摘したうえで、「物価対策、治安対策、安全保障を私がやるしかない」などと決意を述べたという。
小泉氏は、来週後半に出馬会見を開く方向で調整していて、旧岸田派の一部や菅副総裁のグループを中心とした陣営が、小泉氏支援の準備を水面下で進めている。
自民党の総裁選には、茂木前幹事長が会見して立候補を正式に表明したほか、小林鷹之元経済安保相も来週火曜日に出馬会見を開く予定だ。
また、林官房長官や高市早苗前経済安保相も総裁選に出馬する意向を固めていて、石破首相の後任をめぐる戦いは2024年の総裁選に立候補した5人の争いとなる公算が高まっている。