国民民主党の玉木代表は28日、東京都内で記者団の取材に対し、関税協議のため予定していた赤沢経済再生相が訪米を急きょ取りやめたことについて、「出発間際に空港で決まったと聞いている」とした上で、政府に説明を求めていく考えを示した。
赤沢経済再生相は28日から30日の日程で訪米し、自動車の関税を引き下げるための大統領令を速やかに出すよう申し入れる予定だったが、訪米を急きょ取りやめた。政府は、事務レベルで協議しなければならない事項が見つかったためと説明している。
これに関し、玉木氏は取材の中で、「私が聞いているのは、出発間際に空港で急きょ取りやめが決まったということだ。大変混乱している」と述べた。
その上で、「更なる調整が必要になったということは、依然として大統領令がいつ出るかが分からない状況になっているのではないか」と指摘した。
そして、政府に対し、「場合によっては予算委員会を(国会)閉会中に開いて、この間どうなっているのか、きちんと説明をいただきたい」との考えを示した。