夏場は火を使わない料理で時短でおいしく栄養をチャージしたいもの。欲を言えば洗い物も減らしたい…。そこで、編集部スタッフである筆者が行きついた食材が「ブルグル」だ。
ブルグルとは、パスタの原料に使われる「デュラム小麦」を挽いて、湯通しし、乾燥させたもの。

お湯で戻すだけで食べられる手軽さが気に入り、夏場は毎日のように食べている。
レンジ専用調理器にブルグルと水と塩、カットトマトとその時ある野菜を入れて10分レンチンすれば、ブルグルリゾットの完成。直接サーブできるタイプのレンジ専用調理器を使えば洗い物も増えず、冷凍野菜を使えばまな板と包丁もいらない。

これだけでも十分においしいのだが、本場の調理法や栄養についてもっと知りたい。ブルグルをはじめ、日本であまり知られていない海外の食材を輸入・製造するマルレを取材した。
ブルグルとは?クスクスとの違い
ブルグルは、その細かいつぶつぶした見た目が“世界最小のパスタ”として知られる「クスクス」に似ているため、混同されやすい。筆者もクスクスだと思って購入して、調理する段階で「なんか、違う…」と気がついた。

マルレのトルコ人社員のオネル・エネスさんは、クスクスとの違いをこう説明する。