トルコで、3歳の男の子が馬にかまれる事故が起きた。
少年は、父親に抱かれながら一緒に馬へエサを与えていたところ、突然に馬が少年の脇腹にかみつき、3メートルほど放り投げられたという。
少年は救急搬送されたが命に別条はなく、父親は「今は動物を怖がっている」と語っている。
現場には、「かみつき注意」の掲示があった。

馬にかまれ泣き叫ぶ3歳児

トルコ・アルタンヤで取材を受けていたのは、父親のひざの上で泣き叫ぶ3歳のオマルくんだった。

少年の脇腹に残っていた“歯形”
少年の脇腹に残っていた“歯形”
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涙の理由は、脇腹にくっきりと残る歯形。
カメラは、けがの経緯の一部始終を撮影していた。

この日、オマルくんは父親に抱っこされ、大好きな馬にエサを与えていた。
悲劇が襲ったのは、父親が馬に手を伸ばそうとした時だった。

少年が馬にかみつかれた瞬間(IHA)
少年が馬にかみつかれた瞬間(IHA)

馬がオマルくんの横腹に突然かみつき、父親から奪い取った。
その瞬間、「イヤーーー!」という悲鳴が響き渡っていた。

無事だった一方で…少年のぬぐえぬ「恐怖」

すぐに助け出されたオマルくんは、救急車で病院へ搬送された。

幸い健康状態に問題はないというが、父親は「馬が脇腹にかみつくと、3メートルほど放り投げたんです。最悪です。うちの子は動物好きでしたが、今はとても怖がっています」と話した。

現場に張られていた「かみつき注意」の注意書き(IHA)
現場に張られていた「かみつき注意」の注意書き(IHA)

親子で訪れた馬小屋だったが、近くの木には「馬に近づくのは危険。かみつきます!」という注意書きがあった。

申し訳なさそうにこちらを見つめる“かみつき犯”の馬(IHA)
申し訳なさそうにこちらを見つめる“かみつき犯”の馬(IHA)

オマルくんにかみついた馬は小屋から少し顔を出し、申し訳なさそうにこちらを見ていた。
父親は馬の持ち主に対し、「訴えることはしない」という。
(「イット!」 8月13日放送より)

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