オネルさんに教わる「ピラフ」
そんなブルグルを、現地の人はどのように食べているのだろう。
オネルさんが教えてくれたのは日本人にもなじみ深い「ピラフ」の作り方。
「トルコでは野菜のピラフが定番です」
・玉ねぎやピーマンなどお好みの野菜をオリーブオイルかバターで炒める。
・そこに適量の粗挽きブルグルを入れて一緒に炒める。
・水を足しながら15分ほど炊いて、塩・コショウで味を整えて出来上がり。
「野菜とブルグルを一緒に炒めることでしっかり味が染み込みますよ。またブルグルはあぶらとの相性がいいので、オリーブオイルやバターと合います。そもそもブルグルはシンプルな食材なので、シンプルな調理方法と相性がいいと言われているんです」
柳谷さんに教わる「クスル」
もう一つ、マルレ営業部の柳谷恭子さんが「夏によく作る」と教えてくれたのは、「クスル」と呼ばれる、野菜をたっぷり使ったサラダのような料理のシンプル版だ。冷やして食べるとよりおいしくなるという。
・細挽きのブルグルを適量お湯で戻す。
・カットトマトかフレッシュトマトと、好みの野菜を細かく刻んで戻したブルグルに入れる。
・オリーブオイル、塩コショウ、レモンを入れ、混ぜ合わせる。
「トルコではトマトペーストを使いますが、私は手に入りやすいカットトマトかフレッシュトマトを使います。また、本場ではイタリアンパセリを使うのですが、日本のパセリだとちょっと苦すぎるので、代わりに大葉を入れてもおいしいですよ」(柳谷さん)