実食!調理のポイント
さっそく、教えてもらったメニューを作ってみた。
ピラフのほうは、玉ねぎ、ピーマン、ズッキーニを入れてみたが、もちもちの粗挽きブルグルが野菜とバターのうまみをしっかり吸って、素朴ながら後を引く味わいだった。特にピーマンが主張しすぎないアクセントになって意外なほどマッチしていた。歯ごたえがあるので腹持ちもいい。

ただ、ピラフの工程は簡単だが、ちょっと炒める時間はかかることに注意しておこう。また、作りたてだと歯ごたえが強いので、しばらく置いたほうが食べやすくなる。Duru Bulgurの日本語サイトのレシピを見ると、粗挽きブルグルを使う料理は、ものによっては食べる前に~20分休ませると書いてある。
クスルには、ピラフに使った炒め野菜と、フレッシュなピーマン、キュウリを入れてみた。冷やしたクスルはさわやかな酸味が相まって、食欲が落ちる夏でもいくらでも食べられそうだ。

カットトマトにおろしにんにく、一味唐辛子を入れたバージョンと、野菜を混ぜて塩コショウにレモンを絞っただけのバージョンを作ってみたが、どちらも甲乙つけがたくおいしかった。
食欲が落ちる夏、食物繊維をたっぷり取りたい方や、レパートリーがマンネリぎみの方は、試してみてはいかがだろうか。
次のページからDuru Bulgurによる、「クスル」と「野菜ピラフ」のレシピを紹介する。本場の味を楽しみたい方は参考にしてほしい。