危険かつ迷惑な運転が相次いでカメラにとらえられている。
神奈川県では、大型トラックが屋根に衝突したまま走り去り、長野県では渋滞中の道路を逆走するバイクが確認されている。
また東京都では、電動キックボードが進入禁止の方向から交差点を横断し、ドライバーを驚かせていた。
大型トラックが衝突…そのまま走り去る
神奈川・厚木市で7日午後6時前に撮影されたのは、屋根にぶつかったにもかかわらず、そのまま立ち去る“傍若無人なトラック”だった。
撮影者は、「道幅が狭いことは知っていたので、大型トラックが見えた時点で、この先、曲がりきれず詰んだなと…」と思ったと振り返っている。
しかし、その思いは別の意味で裏切られることになる。

トラックがT字路でハンドルを左に切った瞬間、曲がりきれず荷台が建物の屋根に接触してしまった。
この時、撮影者は「強引に突っ走ったのでそりゃないだろうと」と話した。
トラックは衝突後も進み続け、段差に乗り上げ車体を大きく揺らしながら進んでいった。
撮影者は、「バランスを崩してグラグラし始めたので、横転するんじゃないかと思って、見ていて怖かった」と当時の心境を語っている。

その後、トラックは止まることなく走り去っていったという。
トラックの行動について、撮影者は「たいしたことないって思って行ったと思うが、人として許せないですよね」と怒りをあらわにしている。
逆走バイクが車列を“ごぼう抜き”
一方、長野市で5日午前7時半前、こちらでも傍若無人な運転がカメラにとらえられていた。
通勤時間帯で道路が渋滞する中、現れたのは“逆走バイク”だ。

対向車がいないすきを見計らったのか、車列をごぼう抜きしていた。
現場にいた撮影者はバイクの運転に、「自己中だなと思いました」と語っている。
撮影者によると、中年の男性がバイクを運転していたという。
禁止区画で…横断を行う電動キックボード
一方、東京・新宿区の交差点で7月26日午後6時前に撮影されていたのは、画面奥から向かってくる電動キックボードの危険な横断の瞬間だった。
当時について、撮影者は「ひいてしまうかと思った」と語っている。

電動キックボードが走ってきた道路には、「左折以外進行禁止」の標識があったが、交差点を斜めに突っ切ってきた形だった。
乗っていたのは30歳前後の男性で、すれ違ったあと、車に向かって「危ないだろ」とでも言いたげな様子だったという。
撮影者は、「『ルールを守って反省して下さい』と言いたい」と話している。
(「イット!」 8月13日放送より)