知人男性に暴行を加えたなどの疑いで書類送検された勝山市議会の李江嵐議員について、市議会は10日、政治倫理基準に違反がなかったかを調べる委員会を開いて本人から事情を聞きました。
勝山市議会の李江嵐議員は5月10日夜、酒に酔った状態で知人男性をたたいた上、威圧的な発言をしたなどとして、暴行と脅迫の疑いで6月3日に県警に書類送検されました。
この件を受けて、市議会は議員政治倫理調査特別委員会を設置。3回目となる10日は、李議員が出席して事件について弁明しました。
李議員はトラブルのあった夜は飲酒を伴う会食があり、相当な量の酒を飲んでいたことや、ヒッチハイクのつもりで知人男性の友人の車を止めてしまったことなどを説明。事実を認めた上で、被害者や議会関係者らに迷惑をかけたなどとして謝罪しました。
委員からは、なぜ議会に速やかに報告しなかったのか、議員辞職の意向はないのかといった質問が相次ぎました。
今後、委員会では再度、李議員の弁明の場を設け、政治倫理基準に違反する行為がなかったかを調べる方針です。
李議員は、2023年の市議選で初当選し、現在1期目です。