6月2日朝、長野県岡谷市の中央道下り線でトラック同士が衝突し、男性1人が意識不明の重体となっている。リニューアル工事による渋滞で止まっていたトラックに、もう1台が追突したという。リニューアル工事による渋滞に伴う追突事故は2024年、113件発生していて、ネクスコ中日本が注意を呼びかけている。
高速道路でトラック同士が衝突
2つの車線をふさぐように横転したトラック。
2日午前8時過ぎ、岡谷市湊の中央道の下り線で、トラック同士の衝突事故があり、このうち1台が横転した。

この事故で、2台のトラックの運転手が病院に搬送され、このうち横転したトラックを運転していた東京・町田市の男性(37)が意識不明の重体となっている。もう1台を運転していた男性は軽傷だという。
工事で渋滞 最後尾のトラックに追突
警察によると、事故当時、現場では岡谷ジャンクション周辺のリニューアル工事の車線規制による渋滞が発生していて、最後尾にいたトラックに、横転したトラックが追突したという。

事故の影響で、中央道下り線は、諏訪インターチェンジから岡谷ジャンクションの間で約4時間通行止めになった。
周辺では事故多発
ネクスコ中日本によると、リニューアル工事による渋滞に伴う追突事故は2024年、113件発生。
2025年も5月から工事が再開され、警察によると、車線規制が始まった5月12日から31日までの間に岡谷ジャンクション付近ですでに13件の事故が起きていて、1年前より4件多いという。
ネクスコは、注意を呼びかけるスピーカーを設置するなどの対策を行っている。
(長野放送)
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