「剥がしてもすぐに保冷・保温機能が損なわれることはありませんが、使用中やお手入れ時に機能が損なわれる可能性が高まります」

保護シートが剝がれたまま使うと、底の溶接部分が損傷することがある。すると、保冷・保温性が損なわれ、温かい飲み物は冷めやすく、冷たい飲み物はぬるくなりやすくなるという。さびの原因となることもあるそうだ。

剥がれた底面はこうなる(提供:和平フレイズ)
剥がれた底面はこうなる(提供:和平フレイズ)

もし、剥がれてしまった場合は、樹脂製の防水シールやアルミテープなど、“水に強く破れにくいシール”を底面のサイズに切り抜き、改めて貼ることで対処できるという。

交換部品の購入には「品番」が必要

また、ロットナンバーシールについては、「剥がしても問題ありませんが、交換部品を購入するときは、識別する『品番』が必要となります」とのこと。

品番はメモなどで控えておこう(提供:和平フレイズ)
品番はメモなどで控えておこう(提供:和平フレイズ)

ロットナンバーに記載されている情報は、生産時期や出荷先を追跡するために使われる。アフターサービスや直営のECサイトで、パッキンなどの交換部品を入手するためには、シールに記載された品番が必要になるそうだ。

こちらが剥がれてしまった場合は、記載されている番号を控えるか、ロットナンバーシールをなくさないように保管してほしい。