『読書の秋』にピッタリな全国初の取り組み、熊本県書店商業組合はプレミアム付き図書券を11月1日から販売する。
1000円で1300円分の本など買える
11月1日は、数字の1を棚に並ぶ本に見立てて『本の日』とされている。そんな日に、ある取り組みが熊本県内でスタートする。
この記事の画像(7枚)熊本県書店商業組合の長﨑健一副理事長は「今回、全国初となるプレミアム付き図書券の発行事業に取り組んでいる」と話す。
1000円で1300円分の本などが購入できるプレミアム付き図書券の販売だ。この取り組みのきっかけになったのは、電子書籍の台頭などによる書店の減少だ。
長﨑副理事長は「ピーク時は(熊本県)書店(商業)組合の加入店が160店舗あったが、現在は46店舗まで減少している」と話し、この流れを何とかしようと、全国で初めてプレミアム付き図書券を発行することを決めたという。
本だけでなく文具や雑貨が買える店も
購入できるのは本だけではない、一部店舗ではプレミアム付き図書券を使ってブックカバーやバッグ、文具や雑貨なども購入できる。
来店客は「ネットでも本は買えるが、偶然の出合いみたいなものがやはり書店じゃないとできないので、(プレミアム付き図書券)があるなら利用してみたい」と話す。
長﨑副理事長は「普段はなかなか書店に足を運ばない人にも、これをきっかけに来ていただきたいし、ちょうど読書の秋、クリスマスシーズンを迎えるので、自分用、贈り物用にも最適な商品券ではないか」と、全国初の取り組みに期待を寄せた。
このプレミアム付き図書券は、熊本県書店商業組合に加盟する一部の店舗で、11月1日から購入・利用ができる。
(テレビ熊本)