【シニア女子】樋口新葉が優勝
女子は出場した40人中、21人が東日本選手権へ出場を決めた。
優勝は樋口新葉。
去年4位だった樋口は、今大会はショートで“砂の惑星”を舞台にした映画『DUNE』の壮大な曲調に合わせてダイナミックな滑りを披露し首位発進する。
「自信を持って滑ることができるように」と挑んだフリーでは、大きなミスなく安定感のある演技で最初から最後まで「練習通り120%」の力を発揮。
2018年以来の東京制覇に笑顔を見せ、「優勝できてうれしい」と振り返った。
次戦のGPスケートアメリカでは「全日本選手権へ向けて、自信のつく大会にしたい」と意気込んだ。
2位に住吉りをん。
去年の東京選手権で優勝した住吉はショート60.94点と2位で折り返した。
気持ちを切り替え、トリプルアクセルと4回転トゥループの大技なしで挑んだフリーでは、演技後半のジャンプのミスに悔しさをにじませた。
それでも8月の東京夏季大会後に行ったという振付師・シェイ=リーン・ボーンとのブラッシュアップの成果が現れ、演技構成点は66.30点というトップスコアを獲得した。
去年4回転トゥループを初成功させたGPフランス大会で住吉は、その大技に挑戦予定だ。
3位は青木祐奈。
現役続行を表明し、挑む今季。初のタンゴに挑むショートは冒頭のジャンプにミスが出てしまい4位となった。
しかし、迎えたフリーではジャンプにミスが出るも、自身最大の武器3回転ルッツ―3回転ループを後半に入れてリカバリー。
スピン・ステップでレベル4を獲得しフリーでは首位に。次戦は初の海外でのGPスケートアメリカ。青木は「緊張も楽しみに変えて、全てを出し切りたい」と語った。
【シニア女子】
1位 樋口 新葉(ノエビア)192.33点
2位 住吉 りをん(オリエンタルバイオ/明治大学)186.91点
3位 青木 祐奈(MFアカデミー)184.46点
4位 江川 マリア(明治大学)171.03点
5位 渡辺 倫果(三和建装/法政大学)147.42点
6位 髙橋 舞(法政大学)142.44点
7位 平金 桐(法政大学)140.45点
8位 増田 未夢(東洋大学)136.92点
9位 奥野 友莉菜(駒場学園高校)136.80点
10位 穂積 乃愛(早稲田大学)134.81点
11位 田邊 桜香(日本大学)134.65点
12位 小成 日和(日本大学)133.23点
13位 元榮 愛子(明治大学)132.34点
14位 三枝 知香子(日本大学)131.79点
15位 岡本 真綸(法政大学)129.22点
16位 小嶋 孝夏(法政大学)125.93点
17位 石田 真綾(立教大学)122.28点
18位 木南 沙良(早稲田大学)120.19点
19位 堀見 華那(明治大学)110.19点
20位 中里 安寿(日本大学)108.89点
21位 生方 日凜(法政大学)105.87点