衆議院選挙の終盤情勢について、フジテレビ政治部・高田圭太部長と見ていきます。

自民党は単独過半数を超える270議席を軸に、300議席も視野に入っている一方で、中道改革連合は公示前の172を大幅に下回る90台が軸ということで、公示前の半数以下となる可能性もあります。

――いまの数字をグラフにすると、大幅に自民が優勢だと分かりますが、優位に進めてる理由はどうみますか?
月曜日に中盤の情勢として伝えましたが、その時と大きく変わらない維持をしているという形です。
個別に比例代表の投票先の調査結果を見ますと、自民党37%ということで維持していて、実は中道と2ポイントぐらい差が縮まっている部分がありますが、局面が大きく変わるところまではいっていないということだと思います。
さらに無党派層の比例の投票先を見ますと、自民党が中道を上回っていて、中道としてはここで6割ぐらい取らないと勝てないという話をしましたが、自民が上回っているというのが強みです。
そしてもう1つ、小選挙区で「自民党に投票する」と答えた人の2025年の参院選での投票の割合を見ると、2025年の参院選で国民民主党に入れた人、参政党に入れた人の5割・6割の人が今回自民党に入れるとしています。
小選挙区で候補者を出しているところと、出していないところがありますがトータルでこれだけの人が自民党に入れています。
そして、前回の参院選で投票しなかったという人が今回は投票に行こうと答えている人の7割が自民党と答えています。
これが今回の自民党の現状での情勢での強さになっていると思います。

――高市首相は円安容認ととられるような発言やテレビ番組の党首討論で欠席をしたことで一部批判がありましたが、そうした影響はなかったのでしょうか?
比例の投票先などで影響している部分もあるかもしれませんし、これから投票するという人に影響を与える可能性はありますが、今回のデータ全体を見ると、前回の衆院選の時に自民党がだいぶ議席を減らしたといわれている、2300万円の不記載や、公認されなかった人に実は払い込んでいたことまでの減少には、現時点でなっていないということは言えると思います。

――野党の中道ですが、公示前の半数以下になる可能性があるということで、新党効果や巻き返しはあるのでしょうか?
公明党に前回入れたという人の中で、中道に入れた人が6割という話がありましたが、もともと自民党の人が「比例は公明に」ということで、前回公明に入れた人もいるので、その分は割り引いて考える必要があります。
しかし、数字としては6割ではなく8割ほしかったでしょうし、それ以上に無党派などが離れている影響の方が、現時点では大きいといえます。

投開票日まであと2日ありますが、今後の情勢を左右するポイントを聞きました。

――大雪で投票率ダウン!?どの党が有利になるんでしょうか?
投票率で左右されるのは無党派層の影響が大きいといわれていて、昔、自民党の森さんが総理だった時には「無党派層が寝ていてくれればいい」と発言し、大騒ぎになったことがありました。
今回だと、無党派層が比較的高市さんに入れる率が高いとされているので、投票率が下がると高市自民にちょっと弱めに出るんじゃないかと、自民党側は懸念しています。
ただ、今回はどこに有利不利ではなく、純粋に立場にかかわらず1票でもよく考えて投票に行くことが大事だということはいえると思います。

――終盤情勢でいうと接戦区は289の中で140ということですが、この接戦区への影響というのはどうでしょうか?
当日の空気ひとつでいくらでも情勢は変わり得るということは言えると思います。
その中で、これからも選挙活動が続くわけで、特にマイク納め、最後の演説は党首それぞれの熱意あり、涙ありなので、ぜひ各政党や候補者を複数見て投票の参考にするといいと思います。
その結果によって、接戦区の情勢というのは変わる余地はあるかなと思います。

――逆風の中道、小選挙区には公明にあげていいますが元立憲の幹部の落選というのはどうでしょうか?
安住さんなどが非常に接戦になっているといわれているということもあります。
ただ、それで引き締まる部分もあると思いますので、実際どうなるかは見通せません。
高市内閣を支持する立場、支持しない立場あると思いますが、ギリギリまで考えたうえで、しっかり1票を投じてほしい。
我々も情勢軸はありますが、変わる範囲がこれだけありますので、そこを考えて最後の決断、意思表示をしていくことが大切だと思います。

フジテレビ
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政治部
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日本の将来を占う政治の動向。内政問題、外交問題などを幅広く、かつ分かりやすく伝えることをモットーとしております。
総理大臣、官房長官の動向をフォローする官邸クラブ。平河クラブは自民党、公明党を、野党クラブは、立憲民主党、国民民主党、日本維新の会など野党勢を取材。内閣府担当は、少子化問題から、宇宙、化学問題まで、多岐に渡る分野を、細かくフォローする。外務省クラブは、日々刻々と変化する、外交問題を取材、人事院も取材対象となっている。政界から財界、官界まで、政治部の取材分野は広いと言えます。