8月8日、南海トラフ地震臨時情報「巨大地震注意」が発表されました。大地震への備えをと「便利屋さん」にも依頼が集まっています。

愛知県清須市が本社で、全国で生活支援サービスを提供する便利屋「ベンリー」は、家具の固定など地震対策の問い合わせが、普段は1店舗あたり月に2〜3件ですが、8日の南海トラフ地震臨時情報「巨大地震注意」が発表されてから、13日までにすでに20件以上入っているといいます。

ベンリーの大川真也さん:
すごく問い合わせが増えていまして。(耐震作業が)今日は3件入っています。

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この日の依頼をした立松克規さん(53)です。

依頼者の立松克規さん:
買ってみたんですけど、サイズとかも分かんないし、取り付けも不安があったので。

ホームセンターで売り切れそうになっていた突っ張り棒などを手に入れ、家具の固定を依頼しました。

ベンリーの大川真也さん:
(天井を叩いて)いいですね。上がコンクリートなのでしっかりしているんで、どこでも大丈夫なんですけど。

天井の素材などを確かめながら、食器棚と冷蔵庫を固定しました。

ベンリーの大川真也さん:
前に倒れるのが一番危ないので、前に倒れないように。一番奥で突っ張っているので、力を入れて引っ張ってもびくともしない。

テレワークが多いという立松さんには、地震に備えるにあたって大きな不安がありました。仕事のデスクの背後には、大きな洋服だんすです。

ベンリーの大川真也さん:
収納スペースがなくて(上に)のっける方が多くてですね、そうすると地震の時に降ってくることがあって。

たんすの上の物を下ろしたうえで、転倒防止グッズを取りつけました。

依頼者の立松克規さん:
すごいですね、結構固くついていますね。揺すっても動かないですね。倒れてくる心配もだいぶなくなったものですから、仕事も十分安心してできるのかなと思います。

ベンリーの大川真也さん:
南海トラフ臨時情報が出たことで、ベンリーへの耐震の依頼がすごく増えています。一番は大きな家具はしっかり固定しておいた方がいいよという部分ですね。備えていただくといいかなと。

新たな大規模地震の確率が普段より高まっているという「南海トラフ地震臨時情報」は15日で発表から1週間になりますが、これを機に備えの見直しが大切です。

(東海テレビ)

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