東京株式市場の日経平均株価が5日、過去最大となる、4400円以上の下げ幅となった。1987年の“ブラックマンデー”時を超える値下がりとなり、投資家たちに衝撃が広がった。
5日、東京株式市場の日経平均株価が大暴落し、史上最大の急落に市場関係者や投資家たちに混乱が広がった。
都内の証券会社では、投資家からの電話が鳴りやまない事態に陥り、「他のお客さんもそうです。結構私のお客さんも投げちゃった（売ってしまった）人いました。先が読めないということですので、ちょっとね…」と対応に追われる姿が見られた。
5日の日経平均株価の始値は3万5249円36銭。それが2時間半後の午前終値では、約1200円も下落した。そして午後3時には、3万1458円42銭で取引を終えた。下げ幅は4451円28銭で、1987年のいわゆる“ブラックマンデー”の翌日以来、過去最大の下げ幅となった。
下げ止まりは？鍵は「アメリカ経済」か
個人投資家からも不安の声が相次いだ。50代男性が「心配は心配ですけど、変動が多すぎて。どうしていいのか、正直よくわからないところです」と困惑した様子を見せれば、30代男性は「今は耐え忍ぶときだなと思いながら、見守ろうかなと思います」と話した。
株価の急落を受け、鈴木財務相は「引き続き高い緊張感を持って、内外の経済、金融市場の動向について注視してまいりたいと思っております」と述べた。
市場関係者からは「下げ止まりが見えにくく、今後の相場はアメリカ経済次第だ」との声が上がっている。
（「イット！」 8月5日放送より）
