家で食事をしたいけど、準備するのがストレス。そんな気分のときに試したいのが、超時短パスタだ。
「白だし」と「オリーブオイル」をベースにするだけで、どんな味のパスタもほぼ10分で作ることができる。
パスタ研究家で、隠れ家レストランのシェフ、PastaWorksたかしさんの著書『10分パスタ』(KADOKAWA)から、カルボナーラのレシピを一部抜粋・再編集して紹介する。
基本材料をベースにアレンジ無限
白だしとオリーブオイルをベースに他の調味料を加えることで、どんなパスタにもアレンジできます。
オイルベース、トマトベース、クリームベース、カルボナーラ、その他の、5つのソースの黄金比を紹介しています。ソースに好みの具材を組み合わせればメニューは無限。
オリジナルレシピの考案も楽しんでください。
この記事の画像(5枚)■基本の材料(白だし、オリーブオイル)+ゆで汁=オイルベース
白だしとオリーブオイルにパスタのゆで汁を加えれば、ペペロンチーノなどオイルベースのパスタが作れます。
■基本の材料+トマトケチャップ=トマトベース
トマトケチャップで日本人好みの少し甘めのトマトソースに。果糖ぶどう糖液糖や添加物不使用のものがおすすめ。
■基本の材料+牛乳=クリームベース
クリームベースは、ゆで汁を牛乳に代えて作ります。生クリームを使わないので軽くて飽きのこない仕上がり。
■基本の材料+牛乳、卵、粉チーズ=カルボナーラ
白だし、オリーブオイル+牛乳、卵、粉チーズという身近な材料で、本格的なカルボナーラも作れます。
■基本の材料+辛子明太子=その他
辛子明太子やコチュジャンなど塩気のある材料と白だしの組み合わせで和風から韓国風までどんなパスタもおいしく。
ベースは白だしとオリーブオイル
<カルボナーラ(1人分)>
白だし:大さじ1
オリーブオイル:大さじ2
パスタ:1.6ミリ(1人分80グラム)
粉チーズ:大さじ2
+
牛乳:100ミリリットル
卵:1個
白だし大さじ1、オリーブオイル大さじ2、牛乳をパスタと一緒に煮立たせたあと、火を止めて1分冷ましてから卵1個と粉チーズ大さじ2を加えます。
これによって卵とチーズが固まってしまう失敗を防ぐことができます。
チーズは削ったパルミジャーノ・レッジャーノにすればより本格的。黒こしょうをたっぷりかけてどうぞ。
●カルボナーラにおすすめの具材
卵と粉チーズでコク増ししたカルボナーラには、ベーコンや生ハムを組み合わせてカルボナーラ本来のコッテリした風味を楽しむだけでなく、レモンでさわやかな酸味を加えるのもおすすめ、意外とキムチにも合います。
カルボナーラの作り方
<材料(1人分)>
スパゲッティ:80グラム(1.6ミリ)
ベーコン(食べやすい大きさに切る)50グラム
卵:1個
粉チーズ:大さじ2
黒こしょう:適量
<A>
白だし:大さじ1
オリーブオイル:大さじ2
牛乳:100ミリリットル
<作り方>
1)スパゲッティをゆでる
鍋に湯を沸かし、スパゲッティを袋の表記より2分短くゆでる
2)材料を合わせて煮る
フライパンに1とベーコン、<A>の材料をすべて入れ、弱めの中火にかける。煮立ったら、ときどき混ぜながら2~3分ほど煮詰める
3)仕上げる
火を止めて1分ほど冷ましてから、卵と粉チーズを加え、黄身をくずしながらよく混ぜる。このとき、ソースがさらさらしすぎている場合は弱火で1分ほど加熱しながら舞える。皿に盛り、黒こしょうをふる
MEMO:
コツは1分冷ましてから卵と粉チーズを加えること。熱で固まってしまうのを簡単に防ぐことができます。
注意:
●計量は大さじ1=15ml、小さじ1=5ml、1カップ=200mlのもの
●フライパンによって熱の伝わり方が変わるため、レシピの煮る時間は目安とし、調理中の様子を観察しながら調整してください。
PastaWorksたかし
パスタ研究家、隠れ家レストランシェフ。国内外で食の仕事に携わった経験をいかし、700以上のパスタレシピを考案。「誰でも10分でパスタが作れる」簡単レシピ動画をInstagramに投稿したところ、大人気を博し、フォロワー数は24万人を超える