フィンランド好きが高じて移住を決め、憧れの地・フィンランドのヘルシンキでエッセイ等の執筆活動を行う個人事業主として働く週末北欧部chikaさん。
2022年に13年越しの夢を叶えて移住し、すし職人として働き始めるが倒産してしまったことで起業を決意。当初「3年はいる」と決めてから、迎えたあっという間の3年目。
そんななかでの新たな挑戦をつづった『北欧こじらせ日記 決意の3年目編』(世界文化社)。1つの挑戦は、海外の大学での学び直し。35歳で学生になった、そのきっかけを聞いた。
長く続く働き方を学び直したい
忙しい日々を送っていると、ついやりたいことが後回しになってしまう。
そう気づいたchikaさんは、ある日集中して「後回しにしていたことだけをする日」を設け、ひとつひとつ着手した。その積み重ねの結果、フィンランドで芸術大学の3カ月の起業向けコースに合格する。
そのきっかけをchikaさんはこう語る。
「フィンランドで暮らす中で『感覚だけで頑張る』のではなく、長く続く働き方をきちんと学び直したいと思うようになったことでした。
予期せず海外で個人事業主となり、環境も言葉も違う中で小さな『できない』が積み重なりやすく、気づかないうちに無力感や孤独が強まる時期もありました。だからこそ、一人ではなく誰かに学びながら軸を作りたい気持ちが強くなりました」
海外の大学で得た2つのこと
こうした決意を胸に、受講した3カ月のコース。得られたものは2つあったそうだ。
「1つは、はじめて『メンター』という存在に出会えたことです。同じ業界で経験を積んだ方に、私の状況を具体的に相談できて、たとえば出版社宛てのメールを一緒に組み立てたり、今無理が出ている部分をどう整理していくかを一緒に言語化したり。
経験をもとにした具体的なアドバイスを、継続的な関係の中でもらえたことが私にとっては初めてで、とても大きな支えになりました」
