3000年の歴史を誇り、夏目漱石の「坊ちゃん」に登場したことでも知られる道後温泉本館が11日、5年半ぶりにリニューアルオープンした。「一番風呂に入りたい」と前日夜から並び始めた大学生もいて、最大8時間待ちの大行列になった。

先頭に並んだ大学生は8時間待ち!

日本最古の湯、道後温泉本館再開初日の11日早朝。雨が降る中で意外な光景が広がっていた。

既に20人以上の人が列を作っている
既に20人以上の人が列を作っている
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夜が明けたばかりにもかかわらず、朝5時40分頃の時点で、既に20人以上の人が列をつくっている。

ずらりと並ぶ道後温泉ファンの先頭で待っている人に話を聞くと驚きの答えが返ってきた。

ーー何時からいらっしゃったんですか?
先頭に並ぶ大学生:
昨日(10日)の夜10時からいます。8時間…。
一番風呂を取りたかったんです。

そして、午前6時の開館時間。

リニューアルオープンした道後温泉本館の外観
リニューアルオープンした道後温泉本館の外観

3000年の歴史を誇り、夏目漱石の「坊ちゃん」に登場したことでも、知られる道後温泉本館。2019年から、一部で営業は続けながらの大規模工事を経て、リニューアルオープンとなった。

何が新しくなった?

それでは何が新しくなったのかーー。

新しくオープンする休憩室「白鷺の間」は、広々としていて、とても開放的な空間だ。
(※1室利用料金6000円+人数分の料金)

そして、部屋から外を見ると、本館のシンボル白鷺の姿が眺められる。

休憩室「白鷺の間」では可愛らしい見た目の新作スイーツ「道後 湯上がり乃しらさぎ」も楽しめる。

「道後 湯上がり乃しらさぎ」は、柔らかいクッキー生地の甘さと中の紅マドンナの程よい酸味がよく合うスイーツだ。

460円だった「神の湯」入浴料は700円に値上げされたが、その分、シャンプーやボディソープなどが常備され、ロッカーや洗面台も新しくなった。

さらに休憩室や脱衣所に冷房機器が完備され、より快適な空間になった。

先頭に並んで8時間待った大学生2人も「お茶もお菓子も美味しくて、おかわりしたくなりました」「とても満足です。本当に待った甲斐がありました」と満面の笑みを見せた。
(「イット!」 7月11日放送より)

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