バスケットボール女子・日本ーニュージーランドの第2戦(東京・有明アリーナ)は6日、日本が92-50で快勝し、パリオリンピック前最後の国内強化試合で4連勝。試合後の会場インタビューで馬瓜エブリン(デンソー)は、妹・ステファニー(サラゴサ)との五輪代表入りの感想を聞かれ、「お母さんありがとう〜!」と絶叫し、姉妹でのパリ「金」への奮闘を誓った。

ニュージーランドとの第2戦での宮崎早織(6日、東京・有明アリーナ)
ニュージーランドとの第2戦での宮崎早織(6日、東京・有明アリーナ)
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ニュージーランドとの2連戦の2日目。日本は冒頭ポイントガード・宮崎早織(ENEOS)の鮮やかなドライブ2連続で4点を獲得。

対ニュージーランド2戦目でシュートを狙う髙田真希(6日、東京・有明アリーナ)
対ニュージーランド2戦目でシュートを狙う髙田真希(6日、東京・有明アリーナ)

この日、日本が得意とする3ポイントシュートは、4日の対ニュージーランド初戦では25本成功(成功率45.5%)だったのに対し、宮澤夕貴(富士通)の4本など合計12本(成功率26.7%)と低調だったが、チーム得点トップ(23点)となった髙田真希(デンソー)が3ポイントシュート、インサイド双方で得点に貢献するなど、日本は3ポイントだけに頼らない多彩な攻撃を展開する。

対ニュージーランド2戦目の赤穂ひまわり(6日、東京・有明アリーナ)
対ニュージーランド2戦目の赤穂ひまわり(6日、東京・有明アリーナ)

得意とする3ポイントが不調だった林咲希(富士通)は今日は転じてリバウンドで貢献。赤穂ひまわり(デンソー)も攻守ともにリバウンドをしっかりとり、圧倒的な得点力を見せた若手で長身のローレン・ウィッティカーはじめ体格差あるニュージーランドへのプレッシャーディフェンスも怠りなく遂行。

3ポイントシュートを投げる宮澤夕貴(6日、東京・有明アリーナ)
3ポイントシュートを投げる宮澤夕貴(6日、東京・有明アリーナ)

最後は吉田亜沙美のパスを受けた宮澤がブザービーターで3ポイントシュートを決め華麗に試合を締めくくったが、日本は3ポイントが不調でも92点を得点し相手方を50点で抑え、インサイドのオフェンス力やディフェンスへの着実な調整、進化を見せる結果となった。

強化試合のMVPに選ばれた髙田真希を囲む女子日本代表選手ら(6日、東京・有明アリーナ)
強化試合のMVPに選ばれた髙田真希を囲む女子日本代表選手ら(6日、東京・有明アリーナ)

これで五輪前国内でのすべての強化試合を終えた女子日本代表は、26日開幕のパリオリンピックに向けヨーロッパへの遠征を予定。19日にフランス、21日には五輪予選でも対戦するベルギーとの強化試合を行う。

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フジテレビ
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プライムオンライン バスケ取材班
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