TSMCは6月4日に取締役会を開き、ウェイCEO(最高経営責任者)が会長に就くことを全会一致で決めた。また、熊本への第3工場建設について、ウェイ新会長は第1・第2工場のしっかりとした運営が重要とした上で、地元住民の賛同が得られれば検討するとの考えを示した。

ウェイCEOがTSMC会長を兼任

TSMCによると、6月4日の株主総会後に取締役会が開かれ、マーク・リュウ会長の退任に伴い、シーシー・ウェイCEOが会長を兼務することが全会一致で決まったということだ。TSMCは2024年2月に菊陽町で日本初の工場の開所式を行い、第2工場についても2024年内に菊陽町で建設を開始すると明らかにしている。

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取締役会後の記者会見で、熊本への第3工場建設について聞かれたウェイ新会長は、熊本県が前向きな姿勢であると明らかにした上で、第1・第2工場のしっかりとした運営が重要と説明。TSMCが進める地下水保全や地域社会との共生について、地元住民の賛同が得られれば検討するとの考えを示した。

ウェイCEOの会長選任を受け、熊本県の木村知事は「卓越した手腕などに感服し、心から歓迎する」とコメントしている。

(テレビ熊本)

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