参政党の豊田真由子政調会長が、2日の衆議院予算委員会で質問に立った。

質問の冒頭、豊田氏は、「私、九年ぶりの国会質疑でございまして、大変緊張をいたしております」と神妙な面持ちで切り出した。

続けて「どうぞ“お手柔らかに”お願いいたしたいと思います」と述べたところで、複数の委員からやじとも笑いともつかぬ声が。

豊田氏は、すかさず「逆か!すみません…」と“自虐的なツッコミ”を入れ、委員会は笑いに包まれた。

豊田氏は、自民党議員だった2017年2月17日に衆院予算委で初めて質問に立ったが、秘書に対する暴言などが問題となって自民党を離党し、同年の衆院選で落選した。

以降は政界を離れていたが、今回の衆院選で参政党から出馬して比例北関東ブロックで当選し、実に約9年ぶりの衆院予算委での質問となった。

場を和ませた豊田氏が、まず取り上げたのは、与野党で社会保障と税の一体改革について議論する「国民会議」だった。

豊田氏が政調会長を務めている参政党は、「国民会議」への参加を自民党から断られたとしている。

豊田氏は、「国民会議」について「行政府でもなく立法府でもなく、何の法的根拠も持たない会議体において事実上の政策合意を形成し、それを前提に閣議決定して国会に(法案を)提出するのは、三権分立や国会重視といった日本の原則を実質上空洞化させるものではないか」と疑問を呈した。

答弁に立った城内成長戦略担当大臣は、「最終的には政府案を決定し、必要な法案は国会に提出した段階で十分なご審議をしていただく」などとして、三権分立に関する懸念はなく、「民主的なプロセスは、国会審議で最終的に決めていただくことで担保されている」と反論した。

9年ぶり2回目ゆえの緊張か、委員長から「挙手をしたうえで指名を受けて質問してください」とたしなめられる場面もあったが、豊田氏は厚労省のキャリア官僚を経て政界入りした経験を活かし、戦没者援護、少子化対策、医薬品の安定供給などについて閣僚にただし、答弁に立った小泉防衛相からは「お久しぶりです」と笑顔で声をかけられるなどしながら、約1時間にわたって丁々発止の議論を交わした。

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