ドジャースの大谷翔平線は26日午前、元通訳の水原一平氏の違法賭博問題について声明を発表した。

水原氏がギャンブル依存症であること、巨額の借金があることを知ったのは、20日のメジャー開幕戦の後にチームミーティングの場や、その後ホテルでの水原氏との2人話し合いの中だったという。ホテルでのやり取りについては、「彼はそのとき私に、僕の口座に勝手にアクセスしてブックメーカーに送金していたと僕に伝えました。僕はやっぱりこれはおかしいなと思い、代理人と話したいということで、代理人を呼んでそこで話し合いました」と振り返った。

その場で、代理人も水原氏にウソをつかれていた事がわかり、すぐにドジャース連絡したという。その結果電撃的な解雇となり、大谷選手の代理人が「これは窃盗と詐欺なので警察当局に引き渡す」と報告したという。

大谷選手によると、水原氏はアメリカメディアの取材要請が代理人を通じてきた際にも、大谷選手には一切知らせる事無く、代理人に対して「友人の借金」とウソをついた上、借金は自分のものだと認めた後にも、大谷選手が肩代わりして払ったとのウソをついていたと説明したという。

長年苦楽をともにした水原氏が何度もウソをつき、自らのお金を勝手に借金返済に使っていたというショッキングな1週間について、「正直ショックという言葉が正しいとは思いませんし、それ以上の言葉では表せない感覚でこの1週間くらいずっと過ごしてきたので、今言葉にするのは難しいなと思っています」と苦しい表情を見せた。

今後は弁護士に任せて本格的に始まるシーズンに備えるとしながら、「僕自身も警察当局に全面的に協力したいと思います」と述べた。

プライムオンライン編集部
プライムオンライン編集部

FNNプライムオンラインのオリジナル取材班が、ネットで話題になっている事象や気になる社会問題を独自の視点をまじえて取材しています。