元通訳の水原一平氏が違法賭博問題でドジャースを解雇された事を受けて、大谷翔平選手(29)が日本時間26日午前6時45分に声明文を読み上げるとドジャースが発表した。

声明読み上げの映像はライブ配信されるが、記者からの質問は受け付けないという。

アメリカのスポーツ専門チャンネルESPNによると、水原氏は当初、借金を肩代わりするため大谷選手が賭博の胴元に送金してくれたと説明していた。しかし後日その話は嘘だったと前言を翻したという。また20日に韓国・ソウルで行われた開幕戦の終了後に開かれたミーティングで水原氏がギャンブル依存症であると「告白」した際に、大谷選手は初めて、「銀行口座から金が無くなっている事に気が付いた」としている。大谷選手の代理人弁護士は、「水原氏による大規模な窃盗被害に遭った」との声明を出している。

日本の国税庁にあたるIRS(内国歳入庁)は、水原氏について捜査に着手しており、メジャーリーグ機構も、「水原氏の疑惑を報道で知ったときから、情報収集に努めてきた」と説明し、「調査局が正式な調査手続きを開始した」と発表している。

大谷選手は、450万ドル・日本円で約6億8000万円まで膨れ上がったとされる水原氏の借金を肩代わりするため自ら送金したのか?それとも大谷選手のお金は「盗まれた」のか?

また大谷選手は送金の理由が違法賭博による借金の返済だと知っていたのか、合法賭博と思っていたのか、賭博とは別の理由だと思っていたのかなどもポイントになりそうだ。

大谷選手の声明でこれらの点についてどんな説明がなされるのか、注目される。

プライムオンライン編集部
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