アメリカのメディアが相次いで「ドジャースを解雇された」と報じている、大谷翔平の通訳・水原一平氏について、21日午前、ドジャースの広報がFNNの取材に対し水原氏の解雇を認めた。

また大谷選手の代理人は「最近のメディアからの問い合わせに対応する課程で、翔平が大規模な窃盗の被害にあっていることが判明したため、当局に問題を引き渡している」とコメントした。

アメリカのスポーツ専門チャンネルESPNは、水原氏について、連邦政府の捜査を受けている南カリフォルニアのブックメーカーで2021年から賭博を繰り返していて、膨らんだ借金の返済のために、大谷翔平選手の口座から少なくとも450万ドルがブックメーカー側に送金されたのではと報じている。

ESPNは19日火曜日に水原氏をインタビューし、水原氏は2023年に、ギャンブルで膨らんだ借金の返済を大谷選手に頼んだと語ったという。ESPNが複数の情報筋に確認したところ、その借金は少なくとも450万ドル、日本円で6億7600万円あまりに膨れ上がっていたという。

水原氏は「明らかに彼(大谷選手)は快く思っておらず、二度とこのようなことをしないよう助けると言った。」「私のために支払ってくれることを決めた」と話したと報じている。

その上で、「翔平は賭け事にはまったく関与していない。これが違法だとは知らなかったことを知ってほしい。私は厳しい方法で教訓を得た。もう二度とスポーツの賭け事はやらない」と話したという。

しかし20日水曜日になると、水原氏は「大谷選手はギャンブルで借金したことを知らず、ブックメーカーの仲間に送金していなかった」と前言を翻したという。その上で、「明らかに、これはすべて私の責任です」「すべての結果に直面する覚悟はできている」と述べたとしている。

プライムオンライン編集部
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