3月20日に韓国・ソウルで開幕戦を迎える大谷翔平選手が、五月人形の“武士”になって登場した。

東京の老舗人形メーカー「久月」は19日、5月5日の端午の節句を前に2024年「今年の期待大将」を発表した。

期待大将とは、「そのモチーフになった人が活躍し世の中を明るくしてほしい、国民に感動と元気を!」という願いを込めて制作された人形。

2024年の期待大将は、「新天地への挑戦が期待される」ということで、メジャーリーグ・ドジャースの大谷翔平選手と山本由伸投手の人形が制作された。

右肘の手術を受けて2024年シーズンは打者に専念する大谷選手の人形は、これまでのバットとボールの二刀流ではなく、バット1本だけとなった。足下には、愛犬「デコピン」を彷彿とさせる犬の人形が置かれた。

また隣にはひな人形が置かれている。久月の広報担当者によると、このひな人形は大谷選手の妻・真美子さんをイメージしたものだという。

通常そっくりの人形を作るには制作期間が1ヶ月半ほど必要だが、大谷選手の結婚や真美子さんの“お披露目”が直前だったため「真美子さん人形」は制作できず、「せめて雰囲気だけでも」ということで、隣にひな人形が置かれたという。

また、「いざ、行こう北陸!」というテーマで、能登半島地震の被災地である石川県出身の力士、大の里、遠藤、輝の3人が、鎧姿で北陸新幹線を抱えている人形も制作された。

人形は1点だけの限定制作で、非売品。

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プライムオンライン編集部
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