トルコ北東部で冬眠から目覚めたクマが、ゴミをあさる姿が目撃された。そこに男性が現れ、モノを投げてクマを追い払うという危険な行為を行った。専門家は、人とクマとの距離を保つことの重要性を強調している。

ゴミをあさるクマ

トルコ北東部。冬眠から目覚めたクマが現れた。

立ち上がるクマ(IHA)
立ち上がるクマ(IHA)
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クマがあさっているのは、路上に落ちているゴミ。手前にあるコンテナに入っていたものだろうか。 クマが立ち上がると、ゆうに人の背丈以上の高さになった。何かを警戒しているようだ。

クマがコンテナから離れていったそのとき、1人の男性が現れた。
男性は、森の方をチラリ。クマが岩の影からようすを伺っている。

(IHA)
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コンテナを戻して、落ちたゴミを放り込み、そのまま戻ると思われたが…、石なのか雪なのか、何かを投げつけてクマを追い払った。

クマを刺激しないことが重要

クマは一目散に森のほうへ逃げて行ったが、専門家は、危険な行為だと指摘している。

(IHA)
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森林総合研究所 東北支所・大西尚樹さんは「投げた物に興味を示してしまうことがある。そもそも人間が投げて届くような距離は、クマからすれば一瞬で走ってこれるレベル。クマが帰った状態で作業をしてほしかった」と話している。

十分に距離をとり、クマを刺激しないことが重要だという。
(「イット!」 3月14日放送より)

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