8日午前10時、愛知県立明和高校で合格発表が行われ、喜びを爆発させる生徒の姿が見られた。一方で、オンライン発表する学校が年々増加しており、この光景が見られなくなる可能性もある。そのような中、掲示板での発表を続けている理由について、大分県内の大学は「(オンラインで)確認したあとに来て、眺めていく本人や家族がいるから続けている」と話した。

春の風物詩!掲示板前での歓喜!

名古屋市の愛知県立明和高校。8日、午前10時に合格発表が行われた。

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自分の番号をみつけると、抱き合って「やったー!!」と喜ぶ生徒や、「受かった!」とすぐに親に報告する生徒の姿などがあった。

記者が「番号があった時は?」と質問すると、「震え止まらなくて、飛び跳ねちゃいました」と笑顔を見せた生徒もいた。

記者が「おめでとうございます」と声をかけた生徒は、「ありがとうございます。オンラインよりこっちで見た方が達成感が味わえると思って、ここまで見に来ました」と掲示板を見に来た理由について話してくれた。

笑顔と希望があふれる合格発表の張り出し。しかし、この景色、見られなくなるかもしれない。

掲示板で発表続ける大学に理由を聞いた

オンラインでの発表が増えているのだ。

一方、3月1日、大分県の大分県立看護科学大学は、見に来る人が減っても、掲示板での発表を続けていた。

その訳を、大分県立看護科学大学・影山隆之教授は「(オンラインで)確認したあとに来て、眺めていく本人や家族がいる。だからずっと続けている」と話した。

春の定番風景にも、様々なスタイルが生まれつつある。
(「イット!」 3月8日放送より)

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