2023年1月に大阪の淀川河口で見つかったマッコウクジラ「淀ちゃん」の死骸の処理費用が問題視されている。
市の試算を業者の言い値に引き上げる進言があり、実際に約8000万円で処理されたが、当初の試算は半分以下だった。

市の試算額を業者に合わせる

2023年1月、大阪の淀川河口で見つかったマッコウクジラの淀ちゃん。

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当時は潮を吹いている様子も見られた。

しかし発見から5日目に死に、市長は死骸を海に沈めると決定。
ところが今、その処理費用に問題が指摘されている。

ポイントは、大阪港湾局の職員から局長にあった進言。
市によると、内容は市の試算額を業者に合わせた8000万円に引き上げるべきというもの。

実際に業者のほぼ言い値の約8000万円で処理されたが、市の試算では当初、半分以下の約3800万円だった。

進言が適切だったか調査中

職員はなぜ、引き上げを進言したのだろうか。

FNNの取材に対し、進言した職員は「業者から『契約が進まない』と愚痴を聞いていた。
『自分が交渉に入ったらスムーズだ』と局長に話した」と話している。

大阪市は19日から、早く契約を結ぶための進言が適切だったかどうか、調査を始めている。
（「イット！」 2月21日放送より）