料理やスイーツなど、紅花を使った新商品の発表会が山形市で開かれた。「食」を通して紅花を新たな観光資源として発信する。

県内産紅花使用 見た目も楽しい新商品

ずらりと並ぶ料理やスイーツ。すべてに紅花が使われ、鮮やかな黄色や独特の香りが楽しめるという。

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この紅花を使った新商品は、村山地域7市7町が観光振興の促進を目的に組織した「DMOさくらんぼ山形」が約2年をかけて開発した。

紅花を食と掛け合わせることで、若い人たちにも身近に感じてもらい、観光資源として広めるのがねらいだ。山形市で1月30日に開かれた発表会では、紅花生産者や飲食店と協力して開発した5つの商品がお披露目された。

ご飯が紅花の黄色に染まったカレーや、紅花をちりばめたチーズケーキ、複数のハーブと組み合わせたハーブティーなど、県内産の紅花の乱花が使用されている。招待された約40人の関係者は、見た目や香りも楽しみながら試食していた。

河北町の紅花生産者:
カレーを食べているが、黄色いご飯がとってもいい。紅花を作るのもけっこう大変だが、こういうふうにみんなに楽しんでもらえたらうれしい

紅花染め講師・天童紅花まつり実行委員:
ふんだんに紅花の乱花が飾られていて、とてもゴージャス。やっぱり“染め物”となると一部の方になってくるので、私たちも紅花を広めるにはやっぱり“食”から入っていった方が入りやすいと思う

DMOさくらんぼ山形事務局・稲村好胤さん:
観光という観点から紅花文化を支えていくという所が一番の出発点だった。まずは、おしゃれでおいしい商品で紅花を身近に感じてほしい

紅花を使った新商品は、スロージャム道の駅やまがた蔵王店や、七日町のクラシックカフェなどで提供されている。

(さくらんぼテレビ)

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